コスモ会ニュース

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コスモ会メールニュース 2018年4月号 目次

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       コスモ会メールニュース(2018年4月号)
           https://cosmokai.com/
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2018年4月号のコスモ会メールニュースをお届けします。
(尚、コスモ会に登録の上、メールニュースの購読を希望されている方々へ配信
しております。)
今回は、「南アフリカのリステリア症集団事例 ―原因食品不明―」について紹
介いたします。
また、その他トピックスについても掲載しておりますので併せてご参考ください。

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■トピックス:乳児と子供は腸管出血性大腸菌(STEC/VTEC)に感染しやすい(ECDC)

 日本におけるEHEC集団事例の堺市学校給食(1996年)、北陸のユッケ(2011年)
などでは死亡事例が見られた。そこで、生レバーの販売禁止、生食用食肉の規格
基準設定などの対応で事例数は減少したが、白菜きりづけ事例(2012年)も報告
されたので、広範なサーベランスが必要とされた。一方、ハイリスクグループ、
すなわち乳児、妊婦、高齢者、HIV感染者、抗ガン剤使用者、ステロイド系剤を
含む免疫抑制剤投与者などでは死亡事例が見られることを認識する必要がある。
すなわち易感染者には予防対策が必須である。


<<2015年、EUにおけるSTEC/VTEC症例は6,000人以上であった>>

 0~4歳齢の症例が最も多く、10万人当たり7.8人(男性8人)であった(ECDC)。
また、4歳以上が1/3、0~4歳ではHUS(溶血性尿毒症症候群)は2/3と多い。
すなわち、高齢者群に比べて4~9倍高率である。2015年、EU/EEAの報告では、
30か国でSTEC/VTEC事例が発生、平均入院率は40%と高率であった。
・・・以下、中略


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■製品情報:コンパクトドライ ~食品検査の簡易化に向けて~

 わが国や米国・欧州連合(EU)の公定試験法は、基本的には公定法で指定され
た寒天培地やブイヨン培地を使用した培養法を採用しています。これらの試験法
は迅速性や簡便性に乏しいことから、公定試験法の代替法として使用することを
目的とした様々な方法が開発され、多くの培地やキット類が販売されています。
 弊社開発のコンパクトドライ「ニッスイ」は、上記の国際的なバリデーション
機関の中でも、AOACRI(PTM)、MicroVal、NordValで認証された代替法で、
わが国のみならず、米国や欧州連合(EU)、東南アジアなどで使用されている
乾式簡易培地です。

 今回は、前回ご紹介した生菌数、大腸菌(群)、黄色ブドウ球菌用の
コンパクトドライに続き、その他のコンパクトドライの特長および判定方法を
紹介させて頂きます。

【コンパクトドライ「ニッスイ」 X-BC  】  (X-BC:Bacillus cereus)
[[[ 特長 ]]]
発色酵素基質により、セレウス菌は、青色~緑色コロニーを形成します。
選択制が強くセレウス菌以外のほとんどの菌は発育を抑制されます。
[[[ 判定方法 ]]]
35.0±2.0°C、24±2時間培養します。
青色~緑色コロニーをセレウス菌と判定します。

【コンパクトドライ「ニッスイ」 YM  】  (YM:Yeast、Mold)
[[[ 特長 ]]]
細菌の発育を抑制する抗生物質および多くの酵母を青色に発色させる酵素基質
(X-Phos)が含まれています。
[[[ 判定方法 ]]]
20.0~25.0°C、3~7日間培養します。
酵母は青色または白色~クリーム色で輪郭のはっきりしたコロニー数を、カビは
カビ自体の着色した綿状のコロニー数を計測します。

【コンパクトドライ「ニッスイ」 YMR  】  (YMR:Yeast、Mold Rapid)
[[[ 特長 ]]]
本培地はコンパクトドライYMをベースにして、各組成を精査し培養温度に工夫を
加えることにより食品の問題になるカビにターゲットを置き迅速測定を重視した
培地です。
[[[ 判定方法 ]]]]
23.0~28.0℃、48~72時間培養します。
酵母は青色または白色~クリーム色で輪郭のはっきりしたコロニー数を、カビは
カビ自体の着色した綿状のコロニー数を計測します。

【コンパクトドライ「ニッスイ」 VP  】  (VP:Vibrio parahaemolyticus)
[[[ 特長 ]]]
2種類の発色酵素基質が培地中に含まれています。腸炎ビブリオは青~青緑色
コロニーを形成し、その他のビブリオ属菌は白色(例:Vibrio alginolyticus)
または、赤紫色(例:Vibrio cholerae、Vibrio vulnificus)のコロニーを形成
します。
[[[ 判定方法 ]]]
35.0±2.0°C、18?20時間培養します。
青~青緑色に発色したコロニーを計測し、腸炎ビブリオ数とします。

【コンパクトドライ「ニッスイ」 SL  】  選択増菌用培地(SL:Salmonella spp)
[[[ 特長 ]]]
サルモネラ属菌が持つ特異性状(リジン脱炭酸によるシートの黄色化、硫化水素
産生によるこく黒変化、発色酵素基質による緑色化、および運動性)を組み合わ
せて利用することによって他の夾雑菌との鑑別を行い定性的に検出します。
[[[ 判定方法 ]]]
前増菌培養済のサンプル液0.1mL、滅菌精製水1mLを滴下して41.0?43.0°C、
20?24時間培養します。シートの黄色化、硫化水素産生性および発色酵素基質に
よるコロニーの発色、運動性を確認し、サルモネラ属菌が推定されたときは分離
培養に進みます。このような変化が生じない場合には陰性とします。


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■2018年度細菌検査精度管理サーベイ参加者受付中!

◆細菌検査精度管理サーベイとは・・・
 食品製造工場における微生物検査の信頼性向上のためには、日常の検査精度に
問題がないのか客観的に知る必要があります。
 参加者約1,500名の全体集計データをベースに統計解析を行ない、それぞ
れの実施担当者には結果報告値が示すサーベイ参加者全体からの位置関係やZス
コア解析による判定等の解析報告を行います。
 これにより、多大なN数の中での自身の技能・精度を客観的にみることができ
ます。
 外部精度管理サーベイは、実施担当者のスキルの確認や潜在的な問題を見直す
きっかけとなり、日常の検査の信頼性確保に努める機会にお役立て頂けることと
思います。

ご参加のメリット
・潜在的な検査の問題点、操作手順の見直しが可能!
・日常検査の精度の確認が可能!
・個人のスキルアップに!
・工場間の検査精度の格差の確認が可能!


◆参加受付
2018年2月1日より、コスモ会 2018年度細菌検査精度管理サーベイ
専用ホームページ(https://cosmokai.com/survey/guide2018)より参加受付を
開始いたしました。

◆2018年度細菌検査精度管理サーベイ試験内容
□送付試料内容(1セット)
 試料1: 細菌検査精度管理サーベイ試料3本を混合溶解しての菌数検査
      検査項目は生菌数、大腸菌群数、大腸菌数
 試料2: 細菌検査精度管理サーベイ試料1本を使用しての菌数検査
      検査項目は黄色ブドウ菌数
※1セット単位での発送となりますが、希望する検査項目のみの回答で結構です。

□参加費:21,600円(税込)
※コスモ会 専用ホームページ上で解析結果および参加証の閲覧・印刷が可能です。
※解析結果および参加証の郵送ご希望の場合は、23,600円(税込)となります。

□参加募集数:1,500セット
※募集数に達し次第、締切らせていただきますのでご了承ください。

□解析結果報告内容
菌数分布の解析、Zスコアによる解析、使用培地、培地調製条件による影響の解析 等

□実施スケジュール
・2月1日(木):参加募集開始
※コスモ会 サーベイ専用ホームページから申込み手順に従い、お申込ください。
・5月11日(金):参加募集締切り
※参加募集締切日前でも予定数に達し次第、受付終了となりますのでご了承ください。
・5月31日(木):ご請求書発送
・6月中旬:受付番号、パスワードのお知らせ
※成績入力と結果閲覧に使用します。
※それぞれの試験実施者様へはがきにてお送りさせていただきます。
・6月18日(月):試料発送
※それぞれの試験実施者様へお送りさせていただきます。
・7月6日(金)17時:結果入力締切り
・7月31日(火):参加費お支払い期限
・8月31日(金):解析結果閲覧開始

 ※解析結果は試験実施者のみに開示いたします。
 ※解析結果をコスモ会専用HPに掲載いたします。

◆お問い合わせ先
日水製薬株式会社 細菌検査精度管理サーベイ事務局
qaball@nissui-pharm.co.jp


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■その他
このメールニュースの配信を希望されない方は、コスモ会HPの「お問い合わせ」
欄よりご連絡くださいますようお願い致します。
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日水製薬株式会社 コスモ会事務局
コスモ会ホームページ https://cosmokai.com/
ご意見、ご感想、ご質問などありましたらコスモ会HPの「お問い合わせ」欄より
ご連絡ください。


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